自宅の勝手口が網目状になっててドキッとした話

katteguchi_glass
頻繁に出張がある私は、その時も一週間程度の出張に出てから帰ってきたところでした。出張をしている間は家庭のことは全て妻に任せていますので、何があっても私は口を出せる立場ではありません。しかし、そんな私でも一つだけドキッとしてしまったことがあります。それは自宅の勝手口のガラスが網目状になっていたことについてです。これにはさすがに一言、妻に「勝手なことをしちゃいけないじゃないか」と注意してしまいました。

この話を見てくださっている皆様は「窓ガラスが網目状になっているのは、防犯性が上がっていいことじゃないの?」と思われているかもしれません。たしかに以前から網目のワイヤーが入ったガラスは強度が高いだなんて言われていましたので、そんな誤解を信じている方も多いはずです。しかし、結論から言ってみるとこの網目状の窓ガラスは全く防犯における性能を有しているわけではありません。というのも、網目状のガラスが役に立つのは火災が起きた時であり、その理由はガラスが破損してしまわないということですので、外部からの打撃などによる衝撃は網目状のガラスも普通のガラスも大して変わりがないというのが真実なのです。

こんなことを言うと度肝を抜かれる人もおられることでしょう。私の妻と同じように、防犯性能が高くなると勘違いしてわざわざ網目状のガラスに交換してしまったというケースが我が家の他にも多くあると推測できます。ただでさえ空き巣が侵入しやすい経路であるのが勝手口なわけですから、そこの部分が網目状のガラスになっていたところで、大した意味はなくむしろその交換費用で多額の出費が出て行ってしまっただけということになるのです。そのため、妻にはガラスの性能についての話をしっかりと言い聞かせて、今後はこんなことが無いようにと説明をしておきました。ガラスが交換されていたのが勝手口だけだったのがせめてもの救いでしたね。