夏、実家の二階の大きな窓から花火を見るのが恒例行事

hanabi10年前に新築をした実家。新築をした当時は私もまだ10代でしたが、月日は流れて社会人となり、今では実家を離れて一人暮らしをしている身です。でも幸い、勤めている会社は夏休暇がありますので、それを利用して毎年年末年始とお盆には実家に帰ることができています。そんな実家への帰省の中でも、夏に恒例行事となっているのが実家の二階の大きな窓から花火を見るということです。お盆の法要はすっぽかしてもいいけど、この花火を見る家庭内行事だけはすっぽかしちゃダメだと両親からキツく言われていたりしますので余程の重要度ですね(笑)

この実家の大きな窓は、新築をする際に父親が設計士の人に「どうしても大きな窓を作って欲しい」と懇願してできたものです。そこまでしてこだわりをみせたのは、やはり私の家から理想的な距離感で見える港町の花火大会があるからでしょう。港町の花火大会は、そこら辺の町民花火大会とは比べものにならないほどに大きな花火が上がることで知られています。毎年の夏にその素晴らしい花火を自宅で気兼ねなく家族みんなで見るということが父親の夢だったのかもしれません。

この父のこだわった大きな窓は、家族の私からしてもかなり素晴らしいと思う作りになっていて、普通の窓ガラスならばドアを開閉するために二つに分かれているところ、この窓ガラスは開けることができずに巨大なスクリーンのような状態になっています。なので、本当に花火を見るためだけに存在しているような凄い窓ガラスなのです。そのため夏になるとあの窓から早く花火が見てみたいなと楽しみになってしまうほどです。

これだけ素晴らしい窓を用意してくれたわけですから、これからも夏は必ず花火の時期には帰省をして、毎年の恒例行事に参加したいと思っています。それが私たち家族の絆を深めることにもなりますし、地元への愛情を確認することにもなる大切な行事なわけですからね。